後頭部が痛い・・・いつもと違う頭痛には要注意!頭痛にも種類がある?

頭が痛い・・・特に風邪でもないのに頭が痛くなるとなんだか危険な病気なのではないかと心配になってしまいますよね。季節の変わり目や気圧の変化などで頭痛を発症する方も多く、もともと頭痛持ちで・・・という方もたくさんいらっしゃいますが、そんな方でも普段の痛み方と違ったり、痛くなる部分が違うと心配になることがあるのではないでしょうか。

 

片頭痛という言葉もありますが、頭は人間にとって非常に重要な部分だけに、さまざまな要因からさまざまな痛み方をする場所でもあります。しかし逆に言えば痛くなる場所や痛み方である程度その原因が特定できるとも言えるのです。

 

今回は頭痛の中でも後頭部が痛い・・・という症状について見ていきたいと思います。

 

後頭部が痛む頭痛とはどんな頭痛?

頭痛は痛む場所によって原因が異なります。頭痛の種類は十種類を超えて存在すると言われていますが、後頭部が痛む症状が現れる頭痛で代表的なものには以下の三つが挙げられます。

後頭神経痛

頭そのものというよりも後頭部に走っている神経が痛む頭痛です。神経痛になるので痛みの特徴としては電気が走ったようなビリビリッという痛みを伴います。左右どちらかのこともあれば後頭部全体が痛むこともありますが、大抵数分から長いと一時間ほど痛みが持続します。

 

後頭部には「大後頭神経」「小後頭神経」「大耳介神経」という三つの神経が通っていて、どの部分が刺激されているのかによっても痛む部位は異なりますが、基本は神経痛であるということは変わりません。片頭痛や緊張型頭痛とは異なり痛みのみで、吐き気やめまいといった症状を引き起こさないのも特徴です。

 

この頭痛自体は命に関わるようなものではなく特別な治療を必要とするものではありませんが、他の重篤な頭痛と区別して診断する必要があるため、気になる方は医師に相談するようにしましょう。治療には一般的に神経内科などで痛み止めや神経の改善を促す方法がとられます。

緊張型頭痛

後頭部の頭痛で最も多いのがこの頭痛です。この頭痛は長時間同じ姿勢でいたりして首回りが凝ってしまうことで血流が悪化することで生じる頭痛です。近年デスクワークなどが増え、一日中パソコンとにらめっこ・・・という方も増えているため、この頭痛に悩まされる人は多いのではないでしょうか?

 

なんとなく何かに頭が締め付けられているような感覚が続き、痛みを伴ったり場合によってはふらつなどが起こります。身体的な疲労のほかに精神疲労も原因となることがあるのも特徴です。

くも膜下出血

後頭部に痛みが出る病気の中でも命に関わる非常に恐ろしい病気がくも膜下出血です。脳の動脈にできた動脈瘤が破裂することによって生じる病気で、頭の後ろをバットで殴られたような激しい痛みが突発的におこるのが特徴です。またこの痛みは一度発症すると基本的にはおさまることがないとされており、すぐさま病院へ行くことが必要とされます。

後頭部の頭痛は命にかかわることもある?

後頭部の頭痛にどんなタイプのものがあるのか把握して頂けたかと思います。後頭部の頭痛では後頭神経痛と緊張型頭痛は日々の生活の疲れなどで生じる頭痛になりますので、なるべく負担を減らしながら、痛みが辛ければ痛み止めを飲むなどして改善する事が可能です。

 

しかしくも膜下出血は後頭部に痛みを感じる病気の中で予断を許さない非常に危険な病気になります。

 

この病気は基本的に40~50代の人がなりやすい傾向にあると言われています。しかし脳の血管の発達が正常でない人などは若い内で苦目下出血を起こす可能性があると言われています。

 

くも膜下出血に陥ると後頭部にハンマーで殴られたような激しい痛みを感じます。この痛みは基本的におさまることがなく、早急に適切な処置をしないと命に関わる状態です。脳に関わる病気なため、発症後すぐに意識を失ってしまうようなことも多いのも死に至らしめてしまう要因かもしれません。

 

スムーズに治療を受けられたしても、その後に後遺症が残ってしまうケースなども多く、軽度であれば退院後ほとんどそれまでと変わらない生活を送れますが、言語障害や麻痺、食事がうまくとれないなど様々な不自由を抱えることもあります。

くも膜下出血の予防法

この病気は前兆もなく突然発症することが多いため非常に厄介な病気ですが、高血圧や血液がドロドロの方、喫煙者などがかかりやすい傾向にあると言われています。また、体質的な遺伝もあると言われていますので、親族にくも膜下出血経験者がいる方は要注意が必要です。

 

いずれにせよ定期的な脳検査などで動脈瘤が出来ていないかなどをチェックしていくことで早期発見につながると言えるでしょう。

 

後頭部の頭痛はストレッチで改善?

特に緊張型頭痛で後頭部が痛む場合は首回りの凝り固まった筋肉が原因であることが多いのです。そのためストレッチをして筋肉をほぐすことが頭痛そのものの改善につながる可能性があります。

 

特にデスクワークでパソコンとにらめっこをする機会や書類を書いたりする機会が多い方、スマートフォンやゲームを日常的に長時間やる方などは首回りが凝りがちですので、首を回したり首回りを軽くたたくなどといったストレッチを定期的にして凝り固まらないように意識したいものです。

 

後頭神経痛においても軽度のストレッチが効果を示すことがあります。後頭神経痛と緊張型頭痛は痛みのメカニズムは異なりますが、要因にはストレスや疲労など重なる部分も多く、後頭神経痛の方でも軽度の緊張型頭痛を併発しているようなケースは少なくありません。いずれにせよ首回りが凝ることで頭痛が悪化するおそれもありますので、日頃から痛みを感じやすい方ほどマッサージは効果的だと言えるでしょう。

 

ただしくも膜下出血に関してはマッサージは厳禁です。突然の激痛に苛まれるような後頭部の頭痛はすぐさま病院へ行くことが大切となります。

 

後頭部に関わらずこんな症状が出る頭痛は危険!

後頭部の頭痛で命に関わるものとしてくも膜下出血をご紹介しましたが、頭痛全般で言えば他にも命に関わる頭の病気は存在します。具体的に言えば脳出血や脳腫瘍、脳炎などは頭の痛みとともに症状が激化する恐ろしい病です。

 

どの病気にも言えますが、頭の病は症状が進行していくと言語障害やめまいなど日常生活に支障をきたす異常が現れます。そして激化すると同時に激痛に襲われます。

 

脳腫瘍や脳炎では病魔の進行とともに徐々に痛みが強くなるケースもあるため、頭痛の中でも痛みが強くなっていくようなものは危険であることを覚えてきましょう。また、脳炎はウィルス性によるもので高熱が出る点で他の頭の病気とは異なります。

 

そのような点では脳出血、くも膜下出血が気付かぬうちに進行して、ある時突然激痛とともに意識を失うという予測不可能な部分があり、対処が難しいとも言えるかもしれません。

 

いずれにせよ規則正しい生活をおくることで病気にかかるリスクを下げ、定期的な身体検査で異常を早期に発見できるようにしてくことが大切です。

 

後頭部の頭痛は原因を特定して改善しよう

後頭部の頭痛はその多くが緊張型頭痛か後頭部神経痛であることが多いと思います。この場合は首回りの筋肉をほぐしたり、どうしてもつらければ痛み止めを飲むなどして症状を緩和させるとよいでしょう。

 

突発的な激痛に襲われた際はくも膜下出血を疑ってすぐにでも病院へ駆けつけることが大切です。

 

状況に合わせて対処してみてくださいね。