【痛みのタイプ別】気になる頭痛の原因とは?

頭痛と一口に言っても、その症状は様々です。常に締め付けられるような痛みだったり、定期的に来る激しい痛みだったり……。

 

 

 

頭痛持ちの人にとっては「またか」と思う程度かもしれませんが、たまに痛みが出ると慣れていない人にとっては不安ですよね。また、いつもの痛みだと思っていても実は何らかの病気が潜んでいるという可能性もあるんです。

 

 

 

謎の頭痛を不安に感じないように、痛みのタイプごとの大体の頭痛の原因を把握しておきましょう。

締め付けられるような頭痛の原因

 

頭全体をギューッと締め付けられるような痛みは、頭痛の中でも最も多いと言われている緊張型頭痛である可能性が高いです。

 

 

 

長時間の無理な姿勢や運動不足などが日常的になると、肩や首にある筋肉が凝り固まり、血流が悪くなりやすくなります。すると正常に外に排出されなかった老廃物が神経を刺激することにより痛みが起きる、というのが緊張型頭痛の主なメカニズムです。

 

 

 

また、緊張型頭痛は精神的ストレスによる影響も大きいと言われています。長時間ストレスにさらされるような環境にいると、脳の中にある痛み調節機能が乱れ、頭痛となることも多いようです。

 

 

 

特徴としては、痛みが起きる前兆のようなものは特にないということです。緊張型頭痛の発生のメカニズムからも分かるように、痛みの原因は血流の悪化によるものが多いため、気付いたら突然じわじわと痛んできた、という痛み方が緊張型頭痛の特徴です。

 

 

 

それから、頭痛は動くと痛みが悪化するというイメージも強いですが、緊張型頭痛の場合はむしろ動いたほうが症状が良くなることも少なくありません。動くことによって、頭痛の原因である血流を改善させる効果があるためです。

緊張型頭痛が起こりやすい人

ストレスに弱かったり、デスクワークをしていたりする人は比較的緊張型頭痛が起こりやすいと言えるかもしれません。軽い運動やストレッチをしたりすることである程度は防ぐことができますが、気の休まる時間が全くとれないような状況が続くとどうしても定期的に頭痛が発生してしまうということもあるでしょう。

ズキズキと脈を打つような頭痛の原因

 

脈に合わせてズキズキと痛むような頭痛は、片頭痛の可能性があります。何らかの原因により血管が拡張し、脳の中にある三叉神経という大きな神経が刺激を受け、周囲に炎症が起こることによって痛みになります。

 

 

 

場合によっては吐き気を催すこともあり、緊張型頭痛と違って動くと痛みが悪化することが多いのが特徴です。

 

 

 

なお、片頭痛が起こる前には「閃輝暗点」と呼ばれる前兆が現れることもあります。これは視界が狭くなったり、チカチカとした光が見えたりする現象のことを指します。ただし毎回現れるものではなく、前兆が全くないということも多いでしょう。

脳の血管が拡張するのはなぜ?

過剰なストレスを感じると、血管を収縮させるセロトニンという物質が過剰に分泌されることがあります。適度ならまだしも一度に分泌されることで、収縮した血管はその後反動で一気に拡張してしまうのです。

 

 

 

ストレスを感じている最中ではなく、ストレスから解放されたときにも片頭痛が起こることがあり、これは通称「週末頭痛」とも言われています。それ以外にも、ホルモンの乱れや寝不足、音などの刺激なども片頭痛の原因になることがあります。

目の奥がえぐられるような頭痛の原因

 

先にご紹介した二つの頭痛とは比べものにならないほどの痛みで、しかもそれが目の奥や目の周辺に集中している場合、群発頭痛が疑われます。群発頭痛は「世界三大激痛」の一つでもあるほどで、一度痛み始めたらあまりの痛さに悶絶せざるを得ません。発症するのは特に働き盛りの男性に多く、痛みはほぼ同じ時間帯に発生することが多いようです。

 

 

 

群発頭痛の直接的な原因は、実はまだはっきりとは解明されていません。ただ片頭痛と同じように、血管の拡張によるものと考えられています。片頭痛と異なる点としては、拡張する血管の位置です。決まって目の奥の血管が拡張し炎症を起こすのが、群発頭痛です。

 

 

 

群発頭痛持ちの人にとって危険なトリガーとなるのが、アルコールです。群発頭痛とアルコールは密接な関係があると考えられており、実際に群発頭痛が起きている期間にアルコールを摂取すると激しい頭痛が引き起こったという経験をしている人も多くいます。そのため、群発頭痛が起きる期間、いわゆる「群発期間」にアルコールを摂取するのはまさに自殺行為とも言えるでしょう。

群発頭痛のその他の症状

群発頭痛が起こると生じるのは、激しい痛みだけではありません。目の奥で炎症を起こすことから、目が赤く充血したり、涙が出てきたりすることがあります。これらは痛みによるものというよりは、自律神経を刺激されることによる生理的な反応と言えるでしょう。

 

 

 

痛みの程度についてはもちろんですが、群発頭痛の痛みによって夜中や早朝に目覚めてしまうこともあるため、日常生活に支障をきたすこともあります。一日ならまだしも毎日同じ時間帯に激しい痛みに襲われると思うと、強いストレスにもなってしまいますよね……。

病気の可能性がある頭痛

 

中には単なる頭痛ではなく、病気の症状として頭痛が現れている可能性もあります。痛みの種類ごとに考えられる病気をご紹介します。

バットで殴られたような痛み

一般的な頭痛と違い、突然今までに経験したことのないような痛みを感じた場合に考えられるのがくも膜下出血です。

 

 

 

血管が何らかの原因で膨らみ瘤のようになる脳動脈瘤が破裂し、くも膜と軟膜の間(くも膜下腔)に血液が流れ込んでしまうことにより激しい痛みを伴います。

 

 

 

出血の程度などによって症状は様々ですが、嘔吐したり、けいれんしたりすることもあります。また必ずではありませんが、重度の場合は言葉がうまく話せないなどの後遺症が残る場合もあります。

 

 

 

くも膜下出血は特定の前兆のようなものはほとんどありませんが、脳動脈瘤などがある場合、めまいや血圧の乱れなどが現れることもあるようです。高血圧の人がなりやすいため、少しでも違和感を覚えたら医師の診察を受けるのが安心です。

高熱を伴う後頭部の痛み

一見「風邪かな?」と思ってしまうような頭痛は、もしかすると髄膜炎かもしれません。髄膜炎の特徴は、発熱していて、首筋が硬直していること。免疫力が落ちている状態で発症しやすく、放っておくと重症化することもあります。子供が発症しやすいイメージがありますが、実は大人でも十分に起こりうる病気なんです。

 

 

 

髄膜炎の原因は、ウイルスや細菌に感染することによるものです。中でも細菌性髄膜炎の場合は早急に治療しないと危険なケースも多いので、油断は禁物です。

吐き気を伴う頭痛、手足のしびれなど

突然の痛みというよりは、じわじわと徐々に痛みが強くなってきたり、吐き気を伴ったり、手足がしびれたりする場合は脳出血を起こしている可能性があります。

 

 

 

脳出血は、脳の中で血管が破れ、血液の塊が脳を圧迫することによって痛みが生じます。痛み以外にも様々な神経症状も伴うのが特徴です。いつもできている動作がうまくできなくなっている場合は脳出血を疑ってみましょう。

まとめ

 

頭痛の種類は一種類だけではありません。痛みの部位やレベル、痛み方によってそれぞれ別の原因が考えられます。

 

 

 

日本人に最も多いと言われているのが、締め付けられるような痛みのある緊張型頭痛です。ストレスや自律神経が関係し脈に合わせるようにズキズキと痛むのが片頭痛、目をえぐり取られるような激しい痛みを感じるのが群発頭痛です。

 

 

 

そしてこれら以外にも、くも膜下出血や脳出血など、何らかの病気が原因で頭痛が現れているという可能性もあります。中には突然死する可能性のあるものもあるので、少しでも異変を感じたらすぐに病院に行きましょう。

 

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